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希望の年、飛躍の年

さして年越しの気分も沸かぬまま、新年が明けた。昨年は社会人になった身の忙しさを実感しつつ、また社会の劇的な変化に驚きと感慨を抱いた年だった。

ここで昨年を振り返るにはあまりにも字数が足らないので(しかも恐ら く私の言いたい事はこれを読んでいるみなさんのそれとさして違いないと思われる)、今回は私個人の今年の目標を書いてみたい。

結論から言うと今年の目標は「より人生を楽しもう」ということだ。

昨年の今頃、EVEを止めてymode.NETでやろうとしたのは「オシャレではない御洒落」だった。実は密かにいろんなことを計画はしていたものの具体的な形になったのはこのメルマガとリアルタイム掲示板だけだった (…それはそれで意図していたものであるから成功だったのだが)。

御洒落(mode)という言葉を自分で口にしたはいいものの、実際のところは御洒落な人生なんてどうやったら実現できるのだろうと私は悩んでいた。夢は口に出すところから始まるわけで、いつしかは答えが出るだろうと高を括ってはいたものの、仕事に追われる毎日の中で答えはなかなか見つからなかった。

そう、私の人生に昨年から急遽登場した一つ大きな異変はこの「仕事」 というやっかい事であり、社会的使命である。仕事があるから自分の楽しみが実現できないという考えは確信をもって今も私の心の底に眠っていると断言できるのだが、しかし、これは大きな誤解であることにも気が付いた。

私にとって仕事が与える日々の充実感は、学生時分のそれよりも大きなものだった。何より、人より形としてなりにくい仕事をしている分、毎日のほとんどが大きな落胆で渦巻いているのも事実だが、それ以上に私に与える諸々の刺激、特に人々と接点、は、大きなものだった。

今まで自分の知らなかった世界が目の前に広がる「刺激」は、何物にも代えがたい魅力を感じる。そしてその瞬間にこそ御洒落な自分がいるよ うに思えてきた。新しい刺激の中で楽しんでいる自分の姿。仕事も趣味も恋愛もどんなフィールドでも、それは同じだ。

だから月並な言葉だけれど「より楽しい」人生になりたいと私は思っている。モラトリアムではない、社会に立つ自分だから実現できそうな、 そんな楽しみ!

そんな中で一つあるのが「消費のクリエイティブ」という言葉だ。糸井重里氏が近著「インターネット的」で書いたこの言葉にこそ、私はより楽しく生きるヒントがあるように思っている。それは追々ymode.NETでも実践していきたい。

…という訳で、これも後11回書けばまたお正月。時の流れは早すぎます。 今年もみなさんにとって良い年になりますよう。

2002.01.06.