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娘。心にブルースを

今回はネットで見つけた面白い話題を取り上げてみたい。

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歌手の松山千春が、「『モーニング娘。』は、キャバクラ嬢」とライブで語った発言が独り歩きしていることに千春自身が憤り、自らが編集する雑誌で、その真意を熱く語っている。
「13、14歳の子供まで対象を下げてだ、新しいメンバーを募り世間の関心を引こうとすること自体、それこそキャバクラの店長が呼び込みをかけているような気がして仕方がなかったからさ。」
ZAKZAKより引用、一部中略)
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とまあこんな衝撃的な(爆)内容なのであるが、流石はいつも偉そうな千春さん、実に世の中を読んだ鋭い指摘であるなあと、一人感心したのであった。

こういった論調はいろんなところにもあるし、きっと誰もがそう思っているに違いないのだが(かつて私の友人もそう私に語っていた)、実は一番凄いことはというと、そういう認識が世の中にまかり通っている事実そのものなのではないかと私は思ったのだ。

モーニング娘。(以下娘。とさせて頂く…笑)ファンは意外にも沢山いるし(私の周りも同様である)、あの目まぐるしく変わるちっちゃい&かわいい女の子たちに群がる大人も子供も(子供も大人も、じゃないことに注意)含め、それが「大多数」である現状には、ああいう「新しい感覚の」コミュニケーションが、つまり千春流に言えば「キャバクラ嬢的な」関係が最早常識なのだという一昔前の非常識さが凄いというわけである。

これは娘。だけにはとどまらず、人を好きになること、その意味においての恋愛様式を含めた、自分と他人との全てのコミュニケーション(伝達様式)が近年様変わりしてきているという話に繋がってくるように私は思う。

つまり自分とモニターの奥にいる実態の見えないとっかえひっかえのアイドルのような、あるいはそれがアイドルでなく身近に実際にその場に感じられる存在相手だとしても、何にしろ自分との関係が「大味で薄味な」関係が今は主流である。出会い系で知り合って一晩だけエッチして何が悪い、そういうことである。

そういう浅い恋愛(正確には恋愛や付き合いにすら入らない(…で欲しいと私が勝手に思っている)関係)が多い。世の中にまかり通ってる。これはここ10〜15年での、凄い変化じゃないだろうか。

でも実はそういう関係って意外と素直だったりするようにも私は思う。時代は確実に早く、そして速くなっている。深く突っ込む暇もなければそのような「やっかいもの」を無視して通せる文化が成熟しつつある。ymode.NETやymodeメルマガだって、非常に浅い関係の中に打ち出せるマジックでもあるのだから。つまり問題はそういう「関係論」よりも先にある、自分の中にあるのだろうから…。

だって現に娘。達はかわいいからなあ。特になっち・ゴマキ・石川さんは個人的に譲れません(爆)。…って、これでいいんだっけ?(…当然いいわけないわな)

2001.11.04.