2000年 3月

 唯一の哀しさ

 自由奔放に、傍若無人に、あるがままになすがままに。
 振舞う人への共感と、私にはない何か。
 道すがら何故私はそう思うのか、を考える。
 彼は、そう彼はきっと。
 自分しか愛せないという現実を。人を愛せる喜びも、だから。
 死ぬまで消えない哀しさを知って、走るしかないだけのに、余裕のロングラン。
 …そんな境地だよ、きっと。

 2000.3.28.

 「だいじ」の線引き

 確かに将来のビジョンを持つことは大事だと思う。
 人に頭を下げてまで働くことも必要だと思う。
 躍起になって就職活動するのも悪くない。
 飲み込まれそうな社会の渦に身を委ねるのも仕方の無い現実だ。
 ただ明らかに分かっていることが。
 見失ってはいけない自分との対話も、また。
 人を愛し、友達と語り、テレビ買ってサザン歌うことだって、私には大事なのだ。

 2000.3.25.

 エス

 刺激のある時間。
 存在し難い時間。
 いろいろ話して、実りがあった。
 互いに道が違えども、その真剣な眼差しが大事だと思う。
 苦労はするもの、ではそれは誰が為に。
 考えている奴は何も言わず、考えているのだ。
 忙しい中、ありがたいと思った。

 2000.3.19.

 元気をありがとう

 生きているから何かがある。
 何もない日常が、突然を生む。
 振り返る時、あなたに感謝、皆に感謝。

 2000.3.14.

 どうにもならないこと

 あまりにも非力な自分がいる。
 居ても立ってもいられないくらい、どうにもならないことが。
 努力をしようともせずとも結果として残るその傷が、どうにもならないほど切ない。
 故に変わり始めた世界が、動き出した歯車が、なお嬉しさを哀しさをも織り成して。
 何をすればいいのか、何を言ったらいいのか、どうしようもないことにどうしようもない気持ち。
 悶々と困り果てて投げ出して、挙句、真剣に、あなたを見据えて、私を見据えたその瞬間。
 全ては前を向いて、そのための今だとしたら、少しでも救われるような気がして。

 2000.3.13.

 一喜一憂

 人に試される日が来る。
 私を試す日が来る。
 夢にまで見た実力を、果てしのない世界の中に。
 返される結末。
 打ちひしがれ、束の間、飛び跳ねて、束の間、塞ぎ込み。
 結末は、いよいよ自分の中へ。

 2000.3.7.

 

 

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