2000年 7月 |
地続きだった予定をまとめて、この夏の計画を立てる。
一枚の紙に書き起こし、裏と表、目標を定める。
気合の違う夏。
長い夏が、いつものようにきっと短く過ぎてしまうから。
一つ前に進み、振り返り様この計画表を破り捨てる感覚、それがこの夏の、きっと最後。
2000.7.31.
死ぬくらいの勢いで、悩むことがある。
どうせ死にやしなくても、悩むことがある。
時にこういう場合、大概がモノローグ。
阿呆な時、ぜったい阿呆じゃないと思い込んでるのが阿呆な時。
完全なる孤独に憧れる時、一番孤独になっていることに気付かない時。
何度同じことを繰り返しても、誰もがどうせそうなんだとまた凝りもなく思う時。
ふっ、と身体に染み入る音色。
予想しない刺激。
時にこういう場合、大概がダイアローグ。
要らない茶茶が入る、それが思いのほか良かったり。
どうでも良くないので、どうしようもなくなるのは、とどのつまり、無駄のようで、無駄とも言えず。
それでも展開はこの手でとするあまり、力の入り加減、ちょっと休めるその時を忘れずに。
2000.7.22.
久々に空を見上げる。
欠ける月。ぼわっとした月光に、吸い込まれる感覚。
ぞくっとするような気、むわっとした熱さ。
もう少し涼しければ、いつまでも空の下にいたのに。
2000.7.16.
きっかけは突然やってくる。
あの日の何気ない一言が、大きく道を開いた。
文を記す間もなくここまで来て、幾度か引いたスタートラインに再び、立つ。
自らも意図しない言葉は、長らく悩んだ一つの帰結。
きっかけはふとしたところに転がっている。
そしてきっかけは、前に向かって歩いて行かねばやってこない。
ワイの逆襲が、始まる。
2000.7.14.
大きな壁。
ぶち当たっても、壊れない。
続く、書けない日。
つけたラジオから流れる歌が、流れる時を刻む。
限りなく矮小なくせにひどくしっかりした存在に、やっかみながら。
中途半端な慰めさえも、躊躇いの中に仕舞い込んで。
全てを懸ける馬鹿馬鹿しさに、微かな情緒のにおいを嗅ぐ。
2000.7.9.
Copyright 1998-2000
Yuichiro Yoshioka/Project EVE
Produced
by Y.Yoshioka