CS Street

2000/12/03 @527(20:40)

 

どうやったらCSデジタル放送/BSデジタル放送が見られるの?

まずCSデジタル放送ですが、現状ではスカパーしか放送を行っていませんので、スカパー用のチューナー(一部古い機種では1衛星しか対応していないものがありますので、2衛星に対応しているか確認しましょう)と、CSアンテナが必要です。
現在、これらがセットになって20000円程度から販売されている模様です。

次にBSデジタル放送ですが、これにはBSデジタル専用チューナが必要です。
なるべく内蔵のメモリ容量が大きなものがデータ放送受信時に有利になります。
現在、まだまだ専用チューナは値段が高く、100000円前後で販売されている模様です。
さらにBSアンテナが必要です。
現在、普及しているBSアナログ用アンテナのほとんどは、デジタルでも問題なく使うことができます。

そしてBSデジタル放送のデジタルハイビジョン(HDTV)放送を楽しむには、専用のデジタルハイビジョンテレビが必要です。
ただし、標準画質であれば、普通のテレビでも受像することは出来ます。

またチューナとテレビとの接続は、デジタル信号(D端子)で行った方が劣化がありません。

画像方式とD端子との関係は以下の通りです。
現状ではD3端子さえあればBSデジタルのデジタルハイビジョンを楽しむことが出来ます。

480i/525I
(SDTV)
480p/525P 1080i/1125I
(HDTV)
720p/750P 1080p/1125P
走査線数 525本 525本 1125本 750本 1125本
有効走査線数 480本 480本 1080本 720本 1080本
走査方式 インターレース
(飛越走査)
プログレッシブ
(順次走査)
インターレース
(飛越走査)
プログレッシ ブ
(順次走査)
プログレッシブ
(順次走査)
画面比率 4:3
16:9
16:9 16:9 16:9 16:9
画素数 720×480 720×480 1920×1080 1280×720 1920×1080
D1端子 × × × ×
D2端子 × × ×
D3端子 × ×
D4端子 ×
D5端子
今後の「デジタル革命」は?

以上に見てきたように、CS放送やBS放送には「デジタル革命」が押し寄せましたが、この革命は地上波放送にもやってきます。

各放送波デジタル化予定図

郵政省は、2003年末に3大広域圏において、2006年末には全国主要都市において、それぞれ地上波デジタル放送が開始されることが「期待される」、としています。
しかし、その具体案に関してはまだ検討段階で、見通しは立っていません。

その意味においても衛星放送のデジタル化は大きな実験として、そしてデジタル放送のイニシアティブとして大きな意義を持っていると考えられます。

また、デジタル革命とともに、パソコンを中心としたインターネットとの融合も考えられています。

その融合において、データの司令塔(STB、セットトップボックス)とデータの貯蔵庫(ストレージ)という概念があります。

STBに関してはチューナなどが先導となって進んでいくものと考えられます(先のBS/CS共用チューナの説明を参照)が、ストレージに関してはHDD、DVDなどいくつかの候補が上げられます。

しかしながらその中でも、私は「D-VHS(Data-VHS)」を最重要視したいと思います。
既存のメディア(VHS)を活かしながら、テープ媒体による他とは比べようのない大容量、アナログ/デジタル放送との親和性を考えると、最も期待されるストレージであると考えられます。

D-VHS

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